学生ローンの返済時の注意点

前のページでは、学生ローンの申し込み時における注意点を書いたが、ここでは返済で気になることや注意点をいくつか書いてみたい。
学生ローンでは返済方法が会社によって2通りある。
まずは最も一般的な「元金自由返済方式」と、一部のききで取り扱う「借入残高リボルビング方式」の2つだ。
前者は1ヶ月に一度、利息以上の返済がさいていじょうけんとなるのだが、後者は借りた当時の金額によって、月々の最低返済額が異なる返済方式だ。
当然、前者の奉加負担は少ないわけだが、返済にルーズな人はなかなか残高が減らないというデメリットもある。
バイトでなかなかアルバイトができないという人には前者が向いているが、毎月確実に残高を減らしたいという場合は、後者の方が良いだろう。

さらに注意しなければいけないのが、月々の返済日である。
返済日は自分で決められるのだが、返済日の前後何日間で返済をしないといけないというルールがある。
遅れれば延滞利息になるし、早すぎると次回支払日がよく月に移動しないもである。
これを知らずについうっかり早すぎたりすると思わぬ落とし穴にはまるので注意したいところだ。
どういうことかというと、次回返済日がよく月に移動しないのだから、意図としない延滞が発生する恐れがあるのだ。
こういった説明は申し込み時に聞かされるはうなのだが、一部では全く覚えていないという人が結構いるのである。
返済のルールは会社ごとに一定のものがあるので、申し込み時によく確認するように心がけたい。

●ありふれた名前の人は要チェック
同姓同名者と見分けるために、何らかのルールを設けているはずなのだ。
例えば振込名義人の後ろに会員番号や生年月日等、個人を特定できる番号の付与等である。
これらがないと、入金があっても該当者を特定できない為、入金処理を保留にしてしまうケースがあるのだ。
そうするとどうなるかというと、返済をしたのに「未納」という扱いになってしまうわけだ。
延滞利息となってしまうが、こちらの方は入金の事実が判明すれば問題はない。
一番の問題は、督促状が出てしまうという点と、万一本人がいつまでも気づかなかった場合、信用情報上にブラック情報が登録されてしまう危険があるということだ。
ただ、これには課題が残されており、名前に個人を特定する番号を付与するには、銀行のATMでなければできないという点だ。
名前に個人特定番号を付与するということは、振込依頼人名義を変更するという事なのだが、コンビニのATMでは名義変更ができないのだ。
また、銀行のATMであっても、口座から振り込みをする場合、銀行によっては口座名義人での振込となる為、やはり番号を付与することができない。
このようなケースでは、振込みをした後に電話をするとか、メールで知らせるなどの対応が必要だ。

●入金方法に注意
学生ローンの返済方法は、銀行振込がメインである。
銀行引き落としは扱っていないので、注意してほしい。
たまに銀行口座に入れておいて、「引き落とされている」と勘違いする人がいるが、これをやってしまうと延滞となってしまうので注意が必要だ。
また、現金書留による返済もあるが、書留の場合は到着日が入金日となるため、書留の場合は到着日を考慮して、少し早めに送金する必要がある。
さらに、現金書留の場合、いくら送金したかの証明が難しいというデメリットもある。
銀行振込なら明細書に記載されるし、万一の場合には銀行に問い合わせれば確実に証明できるが、現金書留の場合はこの辺が不透明である。
近くに銀行やATMがなく、郵便局しかないという場合を除き、できる限り銀行振込を利用するべきだろう。
尚、郵便局のATMでも振込はできるので、現金書留を必要とするケースはあまりないものと想定できる。